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SONY α7RIIで、
映像の特徴を決めるパラメーターを調整、変更するメニューである、
ピクチャープロファイルについて、[ガンマ]でガンマカーブを、
[カラーモード]で色の特性を選択することができます。
今回は、[ガンマ]の項目にある全9種類のうち、
8種類のガンマカーブを同じ場所で撮影し、
色の違いなどを比較していきます。
※「S-log2」は、編集時の色補正(カラーグレーディング)が前提になっているので、無補正で編集する今回の記事では割愛。
ガンマカーブ 各項目の説明
Movie
動画用の標準ガンマカーブ。
Still
静止画用の標準ガンマカーブ。
Cine1
暗部のコントラストをなだらかにし、かつ明部の階調変化をはっきりさせて、落ち着いた調子の映像にする(HG4609G33相当)。
反射率18%のグレーをビデオ出力33%になるように露出を合わせた場合に、460%のダイナミックレンジが得られるガンマカーブ。最大ビデオ出力は109%となる。グレーディングなしでも使用可能だが、なめらかな階調特性を持っているため、撮影後のグレーディングで画作りを完成させることもできる。
Cine2
[Cine1]とほぼ同様の効果が得られるが、
編集などでビデオ信号100%以内で扱いたいときに選択
(HG4600G30相当)。
反射率18%のグレーをビデオ出力30%になるように露出を合わせた場合に、
460%のダイナミックレンジが得られるガンマカーブ。
最大ビデオ出力は100%となる。Cine3
[Cine1] より明部と暗部のコントラストを強め、
さらに黒側の階調変化をはっきりさせる。Cine4
[Cine3]よりさらに暗部のコントラストを強める。
ITU709
ITU709相当のガンマカーブ(低輝度部ゲイン4.5)。
ITU709 (800%)
[S-Log2]または[S-Log3]撮影前提のシーン確認用ガンマカーブ。
SONY公式サイトより引用
機材と設定
使用機材
カメラ SONY α7RII
レンズ SONY fe 50mm f2.5G (SEL50F25G)
撮影設定
fps 60p
シャッター速度 1/60
絞り f2.5
ISO 200
※可変NDフィルターで露出調整
ホワイトバランス 太陽
動画
手持ち撮影のため、一部ブレております。ご了承ください。
仕上がりを見ての個人的な雑感
Still
普段写真を撮ってる私には1番違和感無い色合い。
Movie
Stillより影が薄い→影のディテールが潰れてない、動画での編集は基本的に色調整メインで明るさをいじらないから暗部が潰れない為?
Cine3
1番スッキリしていて、個人的に好み。カラグレなしならこれが良いかも。
ITU709
やや重みのある感じ。
ITU709 (800%)
Log撮影前提のシーン確認用なので次回から比較対象から外します。
最後に
サンプル数が少ないため、薄い感想になっていしました。
あと二か所くらい追加で撮ると、もう少し別の感想が出てくるかもしれません。
V-logのノウハウ系youtuberの動画を見ていると、
ピクチャープロファイルについて、[ガンマ]の他に
[ブラックガンマ]、[カラーモード]について設定を変えて撮影しているようなので、
次回以降この2項目について、今回の様に検証していきたいと思います。