会議中や商談中、話を聞きながらメモを取るのは意外と骨が折れる作業です。手が追いつかなかったり、後で聞き返しても肝心な部分が録れていなかったり。そんな悩みを解消してくれるのが、録音からAIによる文字起こし・要約までを自動でこなしてくれる「AIボイスレコーダー」です。
中でも、カード型で持ち運びやすいと注目を集めているのが「Plaud Note Pro」と「Notta Memo」の2機種です。どちらも薄型・軽量でAI機能を搭載していますが、価格やマイク構成、得意なシーンには意外と違いがあります。この記事では、スペックと実際の評価をもとに両者を比較しながら、それぞれどんな人に向いているのかを整理していきます。
基本スペック比較表
| 項目 | Plaud Note Pro | Notta Memo |
|---|---|---|
| 価格(税込・目安) | 約30,800円 | 約18,800〜23,500円 |
| サイズ・重量 | 約85.6×54.1×2.99mm/約30g | 約86×55×3.5〜4mm/約28g |
| マイク | 4基 MEMS + VPU | 4基 MEMS + 骨伝導 |
| 推奨収音距離 | 約5m | 約3m以内 |
| 連続録音時間 | 最大約30時間 | 最大約30時間 |
| 内蔵ストレージ | 64GB | 32GB |
| 通話録音 | 対応 | 対応(骨伝導活用) |
| ディスプレイ | あり | なし |
| 無料文字起こし枠 | 月300分 | 月300分 |
| 主な強み | 収音力・要約品質・通話録音 | コスパ・リアルタイム文字起こし・翻訳 |
※価格は2026年8月時点の参考値です。購入前に最新情報を確認してください。
詳細比較ポイント
1. 録音・集音性能
ひとことで言うと、Plaud Note Proは「広く拾う」、Notta Memoは「近くをしっかり拾う」タイプです。
Plaud Note Proはマイク構成が充実しており、少し離れた位置からの収音や、複数人が同時に話す場面でも安定しやすいという評価が多く見られます。一方のNotta Memoは、3m以内の近距離を中心に設計されており、デスク上での会議や1対1の会話であれば十分な性能を発揮します。通話録音についてはどちらも対応していますが、収音方式が異なるため、実際の使用環境によって差が出やすいポイントです。
2. 文字起こし・AI要約の精度
この項目は優劣がはっきりしているというより、得意なシーンの違いとして捉えたほうがよさそうです。
両者とも実用レベルには達しているものの、検証記事によって評価が分かれる傾向があります。静かな環境やWeb会議中心の使い方では、Notta Memoの文字起こしのほうが自然で読みやすいという声もあります。
反対に、複数人が入り乱れる対面会議では、Plaud Note Proの話者識別や要約のまとまりを評価する声が目立ちます。どちらも100%完璧というわけではなく、専門用語が多い会話や騒音のある環境では、多少の修正が必要になる点は共通しています。
3. 使いやすさ・携帯性
サイズ感はどちらもほぼ互角ですが、情報の見え方に差があります。
両機種とも、クレジットカードサイズでポケットに収まるコンパクトさが特徴です。Plaud Note Proはディスプレイを備えているため、録音状態やバッテリー残量を本体だけで確認できるのが便利なところ。MagSafeに対応しており、スマホの背面に貼り付けて使いやすい点も特徴のひとつです。
対するNotta Memoはさらに軽量で、画面を見ずにシンプルな操作で使いたい人に向いています。
4. コスト(本体+ランニング)
初期費用を優先するか、使い方に合わせて選ぶかで、答えが変わってくる項目です。
本体価格だけで見れば、Notta Memoのほうが明らかに手が届きやすい設定になっています。無料枠はどちらも月300分と共通していますが、会議時間が長くなりがちなヘビーユーザーは、有料プランへの追加費用が発生する可能性があります。総コストは利用頻度によって大きく変わってくるため、自分の月あたりの会議時間を目安に試算しておくのがおすすめです。
こんな人にはどちらが向くか
Plaud Note Proが向いている人

- 対面での会議・商談・取材の機会が多い人
- 通話録音の品質を重視したい人
- 価格よりも完成度の高さを優先したい人
- 本体だけで録音状態をパッと確認したい人
Notta Memoが向いている人

- できるだけ初期費用を抑えて始めたい人
- 会議のほとんどがWeb会議という人
- 月の利用時間がそれほど多くなく、無料枠内で収まりそうな人
- 議事録だけでなく翻訳機能も活用したい人
まとめ
精度や多機能性を重視するならPlaud Note Pro、コストパフォーマンスと手軽さを優先するならNotta Memo。現時点では、そんなふうに整理できそうです。
どちらも、録音後の文字起こしや要約にかかる手間を減らせる可能性のある製品です。優劣を決めるというより、自分の主な使用シーン(対面かWebか、月にどれくらい使うか)を基準に選んでみると、失敗しにくいはずです。
価格や在庫、無料枠の詳細は、購入前に必ず最新情報を確認してください。

