NPBが10月14日に、現役ドラフト2026を12月9日(水)に開催すると発表したと、スポーツ各紙が報じています(日刊スポーツ・デイリースポーツは10月14日付、スポーツニッポンは10月15日付)。
開始時刻・結果発表の時刻・テレビやネットの中継は、10月19日時点でNPB公式サイトに掲載がなく未発表です。
結果はNPB公式サイトの「現役ドラフト結果」に掲載されます。この記事でも、当日に結果欄へ移籍選手を追記します。
現役ドラフトとは
現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活発にするための制度です。NPB公式サイトには2022年から2025年まで4回分の結果が載っていて、2026年は5回目になります。
指名のしかたは、報道(サンケイスポーツの2025年版の解説、読売新聞 2025年12月9日)によると次のとおりです。
- 各球団が、対象になる支配下選手を2人以上リストにして事前に提出する
- 各球団は獲得したい選手を1人ずつ通知し、最も多く希望を集めた選手の球団が最初の指名権を得る
- 指名された選手の球団が次の指名権を持ち、1巡目は全12球団が1人ずつ獲得し、1人ずつ放出する
- 2巡目は希望する球団だけが参加する
NPB公式の結果ページで見ると、1巡目は毎年12人が移籍しています。2巡目の指名が成立したのは2024年の1人だけで、2022年・2023年・2025年は「実施されませんでした」と書かれています。
対象から外れる選手は、日刊スポーツ(2026年10月14日)によると次の9項目です。
- 外国人選手
- 複数年契約の選手
- 来季の年俸が5000万円以上の選手(1人だけは5000万円以上1億円未満も可)
- FA権を行使したことのある選手
- FA資格のある選手
- 育成選手
- 前年の現役ドラフトで獲得した選手
- 開催年のクライマックスシリーズ(CS)が終わった翌日以降に、契約譲渡(トレードなど)で獲得した選手
- 開催年のクライマックスシリーズ(CS)が終わった翌日以降に、育成から支配下に切り替えられた選手
今年の変更点:これまでは前年のクライマックスシリーズ終了の翌日以降にトレードなどで獲得した選手は対象外でしたが、2026年からは、前年(2025年)のクライマックスシリーズ終了の翌日から今年7月31日までにトレードなどで獲得した選手も対象にできるようになったと報じられています(デイリースポーツ・スポーツニッポン10月15日付、報知10月14日付。日刊スポーツ10月14日付は規定の条文を掲載)。NPBの法規室長は「2巡目を活性化させる狙い」と説明したと、日刊スポーツやスポーツニッポンが伝えています。この変更はNPB公式サイトではまだ確認できていません。
各球団の候補の考え方
現役ドラフトのリストは非公開で、どの選手が載ったかは発表されません。そのため、この記事では選手名を挙げた候補予想はしていません。上の対象外の条件から、候補になりうる選手は次のように絞られます。
- 外国人選手(野球協約第82条)に当たらない支配下選手で、単年契約
- 来季の年俸がおおむね5000万円未満(1人だけ1億円未満まで可)
- FA資格がなく、FA権を使ったこともない
- 前年の現役ドラフトで入った選手ではない
- 開催年のクライマックスシリーズ(CS)が終わった翌日以降に、トレードなどで加わった選手ではない
- 開催年のクライマックスシリーズ(CS)が終わった翌日以降に、育成から支配下になった選手ではない
12月上旬には、各球団が来季も契約する予定の選手を示す「契約保留選手名簿」がNPBから公示されます(2025年は12月2日)。名簿に載らなかった選手は自由契約になります。戦力外になった選手の一覧は「戦力外通告2026の一覧」に、FA資格や宣言の流れは「プロ野球FA2026の宣言期限」にまとめています。
過去の結果(2022〜2025年)
NPB公式の「現役ドラフト結果」をもとに、各年の移籍選手をまとめました。日付はNPB公式で結果が発表された日です。
2022年(2022年12月9日(金)発表):12人が移籍
| 獲得球団 | 選手 | 守備位置 | 移籍元 |
|---|---|---|---|
| オリックス | 渡邉大樹 | 外野手 | ヤクルト |
| ソフトバンク | 古川侑利 | 投手 | 日本ハム |
| 西武 | 陽川尚将 | 内野手 | 阪神 |
| 楽天 | 正隨優弥 | 外野手 | 広島 |
| ロッテ | 大下誠一郎 | 内野手 | オリックス |
| 日本ハム | 松岡洸希 | 投手 | 西武 |
| ヤクルト | 成田翔 | 投手 | ロッテ |
| DeNA | 笠原祥太郎 | 投手 | 中日 |
| 阪神 | 大竹耕太郎 | 投手 | ソフトバンク |
| 巨人 | オコエ瑠偉 | 外野手 | 楽天 |
| 広島 | 戸根千明 | 投手 | 巨人 |
| 中日 | 細川成也 | 外野手 | DeNA |
2023年(2023年12月8日(金)発表):12人が移籍
| 獲得球団 | 選手 | 守備位置 | 移籍元 |
|---|---|---|---|
| 阪神 | 漆原大晟 | 投手 | オリックス |
| 広島 | 内間拓馬 | 投手 | 楽天 |
| DeNA | 佐々木千隼 | 投手 | ロッテ |
| 巨人 | 馬場皐輔 | 投手 | 阪神 |
| ヤクルト | 北村拓己 | 内野手 | 巨人 |
| 中日 | 梅野雄吾 | 投手 | ヤクルト |
| オリックス | 鈴木博志 | 投手 | 中日 |
| ロッテ | 愛斗 | 外野手 | 西武 |
| ソフトバンク | 長谷川威展 | 投手 | 日本ハム |
| 楽天 | 櫻井周斗 | 投手 | DeNA |
| 西武 | 中村祐太 | 投手 | 広島 |
| 日本ハム | 水谷瞬 | 外野手 | ソフトバンク |
2024年(2024年12月9日(月)発表):13人が移籍
| 獲得球団 | 選手 | 守備位置 | 移籍元 |
|---|---|---|---|
| 巨人 | 田中瑛斗 | 投手 | 日本ハム |
| ヤクルト | 矢崎拓也 | 投手 | 広島 |
| DeNA | 浜地真澄 | 投手 | 阪神 |
| 中日 | 伊藤茉央 | 投手 | 楽天 |
| 阪神 | 畠世周 | 投手 | 巨人 |
| 広島 | 山足達也 | 内野手 | オリックス |
| 日本ハム | 吉田賢吾 | 捕手 | ソフトバンク |
| 楽天 | 柴田大地 | 投手 | ヤクルト |
| 西武 | 平沢大河 | 内野手 | ロッテ |
| ロッテ | 石垣雅海 | 内野手 | 中日 |
| オリックス | 本田圭佑 | 投手 | 西武 |
| ソフトバンク | 上茶谷大河 | 投手 | DeNA |
| 広島(2巡目) | 鈴木健矢 | 投手 | 日本ハム |
2025年(2025年12月9日(火)発表):12人が移籍
| 獲得球団 | 選手 | 守備位置 | 移籍元 |
|---|---|---|---|
| 巨人 | 松浦慶斗 | 投手 | 日本ハム |
| ヤクルト | 大道温貴 | 投手 | 広島 |
| DeNA | 濱将乃介 | 外野手 | 中日 |
| 中日 | 知野直人 | 内野手 | DeNA |
| 阪神 | 濱田太貴 | 外野手 | ヤクルト |
| 広島 | 辰見鴻之介 | 内野手 | 楽天 |
| 日本ハム | 菊地大稀 | 投手 | 巨人 |
| 楽天 | 佐藤直樹 | 外野手 | ソフトバンク |
| 西武 | 茶野篤政 | 外野手 | オリックス |
| ロッテ | 井上広大 | 外野手 | 阪神 |
| オリックス | 平沼翔太 | 外野手 | 西武 |
| ソフトバンク | 中村稔弥 | 投手 | ロッテ |
2025年の12人は、12月16日に「現役ドラフトに伴う契約譲渡」としてNPBのトレード公示に載りました。
Q1. 現役ドラフト2026はいつ?
NPBが10月14日に、12月9日(水)に開催すると発表したと、スポーツ各紙が報じています。過去4回は、12月8日か9日に結果が発表されています。
Q2. 結果は何時にわかる?中継はある?
結果発表の時刻も中継も、NPB公式サイトでは未発表です。2025年は非公開で行われたと読売新聞が報じています。結果がNPB公式サイトに載りしだい、この記事にも追記します。
Q3. 新人のドラフト会議とは何が違う?
ドラフト会議(新人選手選択会議)は、これからプロに入る選手を指名する会議です。現役ドラフトは、すでにプロの球団にいる選手を対象にした移籍の制度です。新人のドラフトは「ドラフト会議2026の日程・1位指名候補」で整理しています。
Q4. 2巡目の指名はある?
2巡目は希望する球団だけが参加します。NPB公式の結果で2巡目が成立したのは、2024年の広島による鈴木健矢投手(日本ハムから)の1例だけです。
Q5. 移籍はいつ正式に決まる?
2025年は、12月9日の結果発表のあと、12月16日にNPBのトレード公示に「現役ドラフトに伴う契約譲渡」として載りました。2026年の公示日は未発表です。
現役ドラフト2026の結果
結果は発表後に追記します。
まとめ
- 現役ドラフト2026は12月9日(水)開催と報じられている(NPB公式サイトでは未確認)
- 開始時刻・結果発表の時刻・中継は未発表
- 2026年は、前年(2025年)のクライマックスシリーズ終了の翌日から今年7月31日までにトレードなどで獲得した選手も対象にできるよう規定が変わったと報じられている
- 過去4回は1巡目で毎年12人が移籍。2巡目の成立は2024年の1例だけ
事実はNPB公式の「現役ドラフト結果」を優先してください。この記事は毎年の現役ドラフトに合わせて書き換えます。
最終更新:2026年10月19日

