S-log撮影とカラーグレーディング 2

SONY

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前回、始めてS-log撮影とカラーグレーディングをやってみました。
前回の反省として
「S-log撮影の場合は露出を+2を目安が推奨」
を意識したために、一部救いようの無い露出オーバーが発生した
という事がありました。

今回はその反省を生かし、露出の失敗が無いように意識して撮影しました。

S-log2専用のLUTがあることを知り、SONY公式サイトよりダウンロードして使用しました。

カラーコレクションとカラーグレーディング

log撮影の色の調整に関する用語は
カラーコレクションとカラーグレーディングの二種類あります。

カラーコレクション(Color Correction、カラコレ)
映画などの映像作品において、映像の色彩を補正する作業である。フィルム時代には、原版のフィルムに切れ込みを入れそのタイミングにあわせてフィルタを入れ替えることによって実現していたため、「タイミング」とも呼ぶ。

wikipediaより引用

カラーグレーディング Color Grading→カラグレ
デジタルで撮影された映像を意図的にフィルム調の色合いや24fpsのフレームレートにしてフィルムルック(英語版)を作ることなどが一般的に行われるようになった。また、カラリストのスタイルによるが、カメラマンや監督に対して作品のトーンやルックを提案をする場面も多く、単なる「補正(コレクション)」の範疇を超える処理が行なわれるようになったため、それら様々な色調調整を総称して カラーグレーディング (Color grading) または、略してグレーディングと言うことが多くなった。

wikipediaより引用

私のレベルですとカラコレに毛が生えた程度、といったところです。

撮影

今回は空の色が濃くなる日没前に撮影しました。
カラコレで空のグラデーションをどれだけきれいに出せるかが課題です。
今夏は空の色が目視より若干明るくなるようにモニターを見ながら露出を決めました。
手持ち撮影、編集時に「ワープスタビライザー」で手振れ補正しました。

撮影機材
カメラ α7RII
レンズ  SONY fe 50mm f2.5G (SEL50F25G)

撮影設定
ISO以外は固定
fps 50p シャッター速度 1/50
絞り f8
ISO 1600
ホワイトバランス 太陽

Adobe premiere Proで以下の手順で編集

タイムラインに使用するクリップを配置

クリップをコピー、ペーストして複製。

一つ目のクリップの上に調整レイヤーを配置
ここで本来はS-log2専用のLUT「FROM^Slog25Gumut_to_Cine+709」等を適用すべきでしたが、
どうしても実際の空の色よりも薄かったので、
比較した結果、LUT「ALEXA_DefaultLogCRec709」が空のグラデーションの発色が良いので適用しました。


「 Lumetri カラー」の「コントラスト」、「シャドウ」の項目を調整して最終的な色を決める。

比較動画

20210719 LUT ありなしの比較

元素材はだいぶ眠いですが、カラグレ後は御覧の通りきれいな色が出ました。

撮影時の反省点

パン撮影(カメラを右から左に振りながら撮ること)なので、
振ってる最中にフォーカスが動くことを避けるために
マニュアルフォーカスにしていた為、ピントが奥のタワーでなくその手前の建物(画面中央)に合っていました。
編集中、「なんかもっさりしてんなー」と思い、拡大したところ、タワーにピントが合ってない事が発覚してがっかりしました。

ちなみに写真も撮りましたが、比較すると動画のほうが見劣りしてます。
まだまだ技術が足りてません。

最後に

S-log撮影についての動画をYoutubeでいろいろ見ていたところ、
ピクチャープロファイルは、pp1~pp7まで選択できるだけでなく各ppごとにの詳細設定ができるらしく、次回はその辺について調べた上で撮影してみたいと思います。

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