最近、SNSで「自分の写真が精巧なフィギュアになった画像」を見かけて、「どうやって作っているんだろう?」と不思議に思ったことはありませんか?
実はこれ、高性能なAI画像生成ツールを使えば、誰でも簡単に実現できるんです!
この記事では、チャットで会話する程度のAI初心者の方に向けて、あなたの写真や好きな画像を「フィギュア化」する具体的な方法を、実際の例をもとにわかりやすく解説します。
これを読めば、あなたのAI知識が少しだけアップデートされるはずですよ!
1. 「フィギュア画像生成」の仕組みって?
AIで写真やイラストをフィギュア化するのに、特別なアプリやスキルは必要ありません。
必要なのは、高性能なAI画像生成ツールと、**具体的な指示(プロンプト)**だけです。
私たちが今回行ったやり取りは、まさにその流れです。
📌 基本のステップ
- 元の画像を用意する:フィギュアの「元」になる写真や画像を用意します。
- AIに指示(プロンプト)を出す:「これをフィギュアにして!」という具体的な指示をAIに伝えます。
- AIが画像を生成する:AIが指示を読み取り、まるで本物のフィギュアのような画像を生成します。
AI画像生成ツールは、世界中の膨大なフィギュアの画像データを学習しています。そのため、「PVC素材の1/6スケールフィギュア」「スタジオ照明」「木製デスクの上」といった具体的な言葉(プロンプト)を理解し、その指示通りの画像を作り出すことができるのです。
2. 実際にフィギュア画像を生成するために使った呪文(プロンプト)
今回のやり取りでは、元の写真に対し、以下の指示(プロンプト)を与えてフィギュア画像を生成しました。
これが、あなたがAIに伝える「呪文」です。
元画像
実際に生成された画像
💡 実際に使用したプロンプト
Convert the image into a high-quality, fully detailed 1/6 scale commercialized figurine made of PVC material with a realistic sheen.
The figurine stands on a round transparent acrylic base with no text.
Place the figurine on a wooden computer desk, captured with a **dramatic high-angle shot** using **two-point perspective** to emphasize depth.
Next to the figurine, place a **BANDAI-style toy packaging box** printed with the original 2D artwork.
The monitor on the desk must show the **ZBrush modeling process** of this exact figurine.
Use **studio lighting** to emphasize highlights and shadows, and render in **hyper-realistic 8K quality**.
🔑 プロンプト解説:フィギュア化の重要ポイント
この「呪文」には、フィギュアの画像をリアルに見せるための重要な要素がいくつも含まれています。
指示の内容 | 目的(なぜこの言葉を使うのか) |
1/6 scale commercialized figurine | フィギュアのサイズ感と商品らしさを出すため |
PVC material with a realistic sheen | **素材感(プラスチック感)をリアルにし、テカリを出すため |
round transparent acrylic base | 市販のフィギュアにある台座**のディテールを細かく指定 |
dramatic high-angle shot | 構図を指示。上から見下ろすようなアングルで、迫力と立体感を強調 |
two-point perspective | 遠近法を指示。写真のような奥行きを出すため |
BANDAI-style toy packaging box | 商品化されたリアル感を強くするため、パッケージを配置 |
studio lighting, highlights and shadows | ライティングを指示。影と光を際立たせ、立体感と高級感を演出 |
hyper-realistic 8K quality | 画質を最高レベルに指示し、細部のディテールを表現 |
これらの言葉を組み合わせることで、「単なる3Dモデル風の画像」ではなく、「まるで本物のおもちゃの写真」のように見える画像が生まれるのです。
3. 次に試すなら、このアレンジ!
プロンプトの中の言葉を少し変えるだけで、フィギュアの雰囲気をガラッと変えることができます。
変えたい要素 | 試してみるプロンプトの例 |
素材 | “matte ceramic material” (つや消しの陶器素材) |
“bronze statue” (ブロンズ像) | |
スケール | “miniature gashapon toy” (ミニチュアのガチャポンおもちゃ) |
背景 | “on a shelf in a glass display case” (ガラスの陳列棚の中の棚の上) |
ライティング | “warm, cozy natural lighting” (暖かく心地よい自然光) |
例えば、「PVC material」の部分を「bronze statue」に変えてみれば、威厳のあるブロンズ像のような画像に変わるかもしれません。
まとめ:AI画像生成は「指示の具体性」がカギ
AIで画像を生成することは、AIと**「具体的な言葉でキャッチボール」**をすることと同じです。
「フィギュアにして」だけでなく、
- 素材は? (PVC, 陶器, ブロンズなど)
- どこに置く? (デスク、ショーケース、屋外など)
- 光は? (スタジオ照明、自然光など)
と、できるだけ細かく具体的な指示を出すことが、リアルでクオリティの高い画像を生み出すための最大のコツです。
ぜひ、今回覚えた「呪文」を使って、あなたのAI画像生成ライフをさらに楽しんでみてくださいね!