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Godox AD300Pro TTLモード 作例

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普段マニュアルで光量を調整して使用しているGodox AD300Proですが、
TTLモードもあり、どの程度活用できるか知りたいので、
実際に撮影、検証してみました。

TTLモードとは

Through The Lens(和訳:カメラを通して)の略。
カメラを通して、自動的に露出を計測し、ストロボの光量を決めるモード。

今回はワイヤレストリガー[X2T]を介してストロボ[AD300Pro]から、自動的に計測された光で撮影し、撮影データを比較します。

機材と設定

機材

カメラ SONY α7RII
レンズ  SONY fe 50mm f2.5G (SEL50F25G)
ストロボ Godox AD300Pro
ワイヤレストリガー Godox X2T

設定

シャッター速度 1/100秒
絞り f 4
感度 ISO 1000
ホワイトバランス オート

ストロボ発行なしで撮影

蛍光灯の室内で撮影します。
ストロボの光が無いと「もろアンダー」な状況です。

1 ストロボ光を直あて

被写体から約1メートルの距離にストロボ[AD300Pro]を置き、
直接光を当てて撮影。

実際の画像

被写体は若干明るいい見えますが、許容範囲といえます。

白い部分のヒストグラム

R:93.6 G:93.2 B:95.2
R≒G<Bのバランス
若干青よりですが、画面全体を見ると自然な色合いといえます。

2 ストロボ光を天井バウンス

被写体から約1メートルの距離にストロボ[AD300Pro]を置き、
天井に光を当てて撮影。
天井の色は白。

実際の画像

被写体の明るさは適切、かつ背景の影が消えて柔らかい印象ですが、色が若干赤っぽいです。

白い部分のヒストグラム

R:97.5 G:96.8 B:95.3
R>G>Bのバランス
ヒストグラムから赤っぽいことがわかります。

3 ストロボ光を側面の壁にバウンス

被写体から約1メートルの距離にストロボ[AD300Pro]を置き、
側面の壁に光を当てて撮影。
壁の色は白。

ストロボが真横向きなのに、被写体へ直接光が当たってしまい、
「1 ストロボ光を直あて」と同じように被写体の影が入ってしまったため、
その影を消すため、被写体側への光を黒い紙で遮って撮りました。

実際の画像

「2 ストロボ光を天井バウンス」同様、被写体の明るさは適切、かつ背景の影が消えて柔らかい印象です。
「2」ほどではないですが、色が若干赤っぽいです。
側面にできた影で立体感ができました。

白い部分のヒストグラム

R:95.2 G:94.0 B:952.4
R>G>Bのバランス
「2」よりも三色の差が均等なため、赤っぽさが薄いのでしょうか?

最後に

天井バウンスが思いのほか赤い事を知れたのが今回の収穫。
カメラ側で自動的に、ストロボ用の青い光に合わせて若干赤よりのホワイトバランスにしているため、間接照明的な天井バウンスの光では、直あてよりも光の量が少ないためその赤っぽいホワイトバランスを補完できない事が理由だと推測されます。

対策としては、
撮影後
Lightroom classic、Photosopなどでホワイトバランスを調整。

撮影前
ホワイトバランスをケルビン数で固定。

で解消されると思いますが、全体的な手間を考えると、最初からすべてマニュアルで撮影した方が早い気がしないでもないですね。



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