前回、SONY 50mm f2.5G (SEL50F25G)の絞り開放のみで撮影した画像をアップしました。
その中で、口径食の影響で、画面端のボケの形はレモン形になっていて、
絞り値の変化でどの程度解消されるのか、ということが気になったので、今回はその検証を行います。
口径食(こうけいしょく)は、光学上の概念である。 画像中心部と周辺部に明るさの差が発生(周辺光量の低下という)することの一つの原因である。
wikipediaより引用
撮影、現像条件
今回は以下の条件で撮影、現像しました。
- カメラはSONY α7RII
- 夕方から夜にかけて空が青くなる時間帯に撮影
- 絞り開放f2.5からf4まで1/3段づつ絞っての撮影
- 絞りを1/3段づつ絞る&シャッタースピードを1/3段ずつ遅くするor ISO感度を1/3段づつ上げて、露出を合わせる
- Lightroom Classicで無補正、トリミング無しで現像
このレンズの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
信号、街灯などをバックに撮影 1
今回はほーちゃんがモデルです。
f2.5
f2.8
f3.2
f3.5
f4
信号、街灯などをバックに撮影 2
f2.5
f2.8
f3.2
f3.5
f4
f4.5
黄色い照明の光が当たった金属
f2.5
f2.8
f3.2
f3.5
f4
日光が部分的に入る地下道
日中も同条件で撮影してみました。
f2.5
f2.8
f3.2
f3.5
f4
日光が当たった植物
f2.5
f2.8
f3.2
f3.5
f4
最後に
画面端のレモン形のボケの形はf3.2でほぼ解消され、f3.5から角がつきはじめました。
周辺の明るさの減少も f3.5から解消された印象です。
比較的、描写にクセがない画質とは言われていますが、
それでも雰囲気のある画(え)にするなら開放、ボケを活かすならf3.2で撮影するように意識していきたいと思いました。